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シェア社会の研究

 

Link and Createでは、来るべくシェア社会に向けての実証研究を行っています。

 

◆シェア社会に向けての情報収集

facebookグループ”シェアリングエコノミーマルシェ研究会
https://www.facebook.com/groups/280946358760382/

 

 

◆シェア社会におけるワークショップ運営に関する研究
(1)自立的な報酬配当に関して

 

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【シェアリングバリューシステム タイプ1 ギフト決定方式】
・2017年2月~3月にかけて、facebookグループ『反転授業の研究』の自主的メンバーによるファシリテーション・コーチング講座において、Googleスプレッドシートを使って報酬配当を決定したので、社会実験的に行ったので簡単に報告いたします。

・自立的なチームが、プロジェクトで稼いだお金を、公正に仲間の中でどう分配するかは、今後の働き方の中で重要なテーマになってくると思います。これをメンバー間の対話のみで行うとなると合意形成までに時間がかかってしまったり、ある人どうしの話し合いの合意が他の人は納得できないといった状況が生じることが考えられます。・そこで、このプロジェクトでは、仕事がひと段落した段階(すでに参加者からの費用は徴収済)で、ある決められた期間内に、メンバーが自主的にGoogleスプレッドシートに、他のメンバーおよび自分の貢献具合について金額とコメントを埋めて行き、期間内に自動調整された額をメンバーの銀行口座に振り込むという形式を取りました。

 

以下が実装したスプレッドシートの例(モデル化して、エクセルシートになっています)
ダウンロードしてお使いいただけます。

手順については、以下に方法を掲載します。ご自由に利用していただければと思います。
  

{方法}
1.はじめに基準額として等分に初期配当しておく。今回の例では10万円。
(AさんからAさんへ、BさんからBさんへの対角線上に、この初期配当額が書かれる)
2.誰が誰にいくらを与えたいかを自己申告する
(合計額は、それぞれの初期配当額(K)に一致するように各自で調整して記入(青色セル))
3.全員が入れ終わった時点で、調整期間を設け、各自で微調整する 
4.調整期間終了後、その額が決定額とされる

【メリット】
①プロセスが公開されている
②価値を自己決定していくという要素が含まれる
③自分から他者への与贈、他者から自分への与贈といったお金の循環要素が含まれる
④スプレッドシートで自動計算されるため、作業する係の負担がない

 

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【シェアリングバリューシステム タイプ2 タスク決定方式】

{方法}

1.はじめにタスクの大項目と小項目を決め、全体を100として各タスクの比率を決定する。
(基準となる報酬額が自動計算される)
2.誰がどの程度の割合で仕事をしたかという評価を決める。
(評価の数値が入ると、メンバー各自の報酬が自動計算される)
3.全員が入れ終わった時点で、調整期間を設け、各メンバーより意見を聞きつつ微調整する。
4.調整期間終了後、その額が決定額とされる

【メリット】
①プロセスが公開されている
②価値を自己決定していくという要素が含まれる
③行った貢献に応じた価格の決定プロセスが明確
④スプレッドシートで自動計算されるため、作業する係の負担がない

 

 

シェアリングバリューシステム入力例

 

  上の図は、シェアリングバリュータイプ1 ギフト決定方式

  下の図は、シェアリングバリュータイプ2 タスク決定方式

 

ダウンロードはこちらから(ファイル保護を解除する場合のパスワードは1234)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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